人工湿地

人工湿地

日本では湿地を使って汚水を処理浄化する考え方は、まだ広く認識されていませんが、一部畜産排水や三次処理に使用されています。欧米や中国、東南アジアなどでは普及しています。現在各家庭では合併処理浄化槽が普及していますが、自然浄化機能を有効に利用することにより、BOD、窒素、リンの除去が期待できます。

人工湿地は、維持管理が容易で、電力等のエネルギー消費量も少なく、経済的に安く建設することができます。湿地は、水、土壌(底質)、水生植物が共存していますが、池沼、水生植物、土壌のみの単体と比較すると、湿地のもつ浄化能力が大きく、BOD除去率90%、窒素除去率85%、リン除去率85%を有します。

農業集落排水、学校、公共施設の浄化槽排水や雑排水未処理放流地域に人工湿地を併用することにより、省エネルギーになり、地球温暖化防止に役立ちます。費用的にも窒素・リンを除去するには電気代・薬品代(メタノール・パック)と汚水処理の専門の技術者が必要となりますが、人工湿地を使う事により費用が半分以下になります。

特長
人工湿地 除去能力
人工湿地 除去能力

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