土壌式汚水トレンチ
土壌式汚水トレンチ(無放流型)
土壌式汚水トレンチは土壌中に生息する乾土1g当たり1億個前後の微生物を有効に使って汚水を処理する工法です。汚水は重力方向に浸透することなく、毛管サイフォン現象により、土壌の間を上昇し回りの土壌に浸潤していきます。地表面下50㎝程度までは土壌微生物の活動が最も活発な部分であり、ここを汚水が通過する際に土壌生物により有機物が分解され、汚水が浄化されます。この工法は、土壌の微生物や土壌動物などにより汚水.汚泥を浄化する工法です。また大腸菌群等なども土壌内部の食物連鎖により処理されます。東京都八丈島、三宅島等の公園や港、茨城県筑波山の公衆便所、海岸近くの学校、保育園の園庭等に設置され好評を得ています。BOD、COD、リンの除去や、大腸菌群や一般細菌等の除去は食物連鎖により除去され、高い除去能力を有する省エネルギー型汚水処理システムです。
特長- 無動力で有機物の処理が行われる。
- 汚泥の発生がない。
- 脱窒・脱リンが可能である。
- 悪臭・衛生害虫の発生がない。
- 地下水への汚染がない。
- 建設費が安価である。
- 維持管理が簡単。
- 2本設置して交互使用する事により目詰まりしない。
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